
Trace - Trash
2026年の我々は、日々、選択に追われている。 何かを選んでは、何かを捨て、残ったものを人生と呼んでいる。 でも本当は、残ったものと同じくらい、 捨てたものにも意味があったのではないだろうか?
機械とは違って、人間は何かを完全に削除できないし、 何が本当に正解かは、捨てる瞬間にはわからない。
少し立ち止まって「すてる」を見つめ直してみれば、 空き家というすてられた場所でなら、 忘れてしまった何かを、拾い直せるのかもしれない。
Participating Artists
「無中生有 (love in imagination)」
監督:洪克樹(京都大学大学院教育学研究科) 脚本:秦雅心(脚本家、第51回城戸賞佳作受賞)
人は他者のすべてを見ることはできず、心の中で描いた像を愛してしまう。本作は、真実の愛のように思われたヒロとの恋を通して、主人公ズーちゃんが「想像」の美しさと残酷さに触れていく物語である。愛も、心の痛みも、そして人生の意味さえも、無から生まれる想像にすぎない——それでも人は、消えては描き直されるその像を、懲りずに愛そうとする。
「手放し」
多摩美術大学演劇デザイン学科卒業。東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻修了。留学体験など多様な文化や視点を取り入れ、ダンスを起点に新しい領域での挑戦を継続する。トビタテ留学JAPAN15期奨学生・DANCE BOX 国内留学10期生採択。
空き家の空間で、すてるー手放そうとする行為をテーマに展開するパフォーマンスである。終わりへ向かう行為は写真として空間に残り、蓄積されていく。写真はモノとして扱われ、空間配置や接触を通して変質し、再び身体に影響を及ぼす。静寂な空き家で行為と痕跡が循環する。
「名付け」
武蔵野美術大学卒業。東京藝術大学大学院デザイン専攻在学。Tokyo Artist Accelerator Program3期生。DESIGNART TOKYO 2025展示。東京インターナショナル・ギフト・ショー春2024展示。GOOD DESIGN NEW HOPE AWARD 2022 入選。
私たちは価値判断によってモノを捨てる。本作はその行為に最小の介入を行う。来場者は持ち物に人名を与え名札を装着する。名付けによりモノは他者性を帯び、愛着がわき、廃棄の判断は揺らぐ。名前を手放す行為として捨てることを再考させ、寿命の延長の可能性を探る。
Map & Access
- 1JR大宮駅 西口西武バス乗車 → バス停「市営住宅前(さいたま市)」下車 → 徒歩5分
- 2JR指扇駅西武バス乗車 → バス停「市営住宅前(さいたま市)」下車 → 徒歩5分
主催
- 空き家プロジェクト
協賛

- 東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト
協力
- CinéFile




